この度、令和3年度に完了した工事・業務(中国地方整備局管内)の中から
インフラ DX に係る優れた取り組みを行ったとして、国土交通省中国地方整備局長より「中国インフラDX表彰」を
「令和2年度岡山環状南道路藤田地区第6改良工事」が受賞いたしました。
当該工事の優れた取組みとして、以下の取組を評価いただきました。
○GNSSステアリングシステム
改良位置等を管理するシステムで、地盤改良機のマシンガイダンス及び施⼯管理機能により、
位置出し測量が不要となるため、機械オペレーター⾃⾝で改良位置へ迅速に機械セットすることが可能。
それにより作業効率が向上し約20⽇間⼯程を短縮。
○3D-ViMaによる可視化システム
スラリー攪拌及び安定処理において「BIM/CIM」を導⼊し⾒える化を実施。
スラリー攪拌では、作業員及び若⼿職員に施⼯イメージを明確化させることで、理解度を向上させ、
施⼯順序及び危険箇所を事前に把握できるなど施⼯効率、安全性向上を図る。
本システムを導⼊したことにより、安定処理においては、測量⼿間を省略することができたため約10⽇の⼯程を短縮。
○バケットスケールシステム
⼟砂重量の可視化により過積載を防⽌するシステム。予めダンプトラックの最⼤重量を⼊⼒しておき、
対象となるダンプトラックに対し積込み可能重量とバケット⼀杯当りの重量が運転席内のモニターに表⽰され、
オペレーターはその表⽰される範囲内で積込みを⾏うため、容易に過積載を防ぐことが出来る。
クラウドサーバーにデータを直接送れるため資料整理の⼿間が⼤幅に減り技術者の時間外労働約50時間を短縮。
これからも中央建設は新しい取り組みに積極的にチャレンジしていきます。
建通新聞岡山版(2023年1月25日付)