施工現場

【現場紹介】某社員寮解体工事

中央建設株式会社では現在、某社員寮の解体工事を進めています。

内装解体が進む現場の様子

現場には3棟の建物が並んでおり、内装の解体作業が進められていました。建物は築年数を重ねており、内部にはどこか懐かしさを感じさせるレトロな雰囲気が残されていました。かつて多くの社員が生活していた空間には、今も暮らしの記憶や面影が随所に感じられ、「取り壊す」というよりも「歴史を丁寧にたどる」といった印象を受けました。

     内装解体前(Before)  →→→→  内装解体後(After)

室内では、建具や壁紙、畳、床材といった内装材が、一つひとつ丁寧に手作業で取り外されており、職人の方々が無駄のない動きで黙々と作業に集中している様子が印象的でした。重機を使った豪快な作業とは異なり、こうした手作業による解体は、建物そのものへの敬意すら感じさせるものでした。また、作業に伴って発生する廃材については、「木材」「石膏ボード」「畳」「金属」などに細かく分別され、それぞれを重機でトラックに積み込む工程が効率的に行われていました。人の手による分別作業と重機の連携により、再資源化や適正処理が円滑に進められる体制が整っており、環境への配慮もしっかりと行われていることがうかがえました。積み込み作業においても、近隣住民への影響を最小限に抑えるため、安全性や周辺の通行状況に配慮しながら進められており、現場の運営体制のきめ細かさが随所に感じられる現場でした。

安全管理が徹底されたアスベスト除去

同じ敷地内にある別の棟では、アスベスト(石綿)の除去作業も進められていました。アスベストは健康被害のリスクが高いため、除去作業にあたっては非常に厳格な管理体制が敷かれています。該当する区域には「立ち入り禁止」の表示が掲示され、作業エリアはシートで完全に密閉。さらに、作業にあたる方々は専用の防護服やマスクを着用しており、作業終了後の除染対応も含めて、細やかで徹底された安全管理がなされていました。こうした安全対策が取られていることで、作業員の健康はもちろん、周辺住民の安全も確保されており、工事全体に対する信頼感にもつながっています。

騒音・振動の「見える化」で近隣配慮

また、現場内には騒音・振動の計測装置が設置されており、リアルタイムで数値が表示される仕組みになっていました。これにより、現場関係者はもちろん、管理担当者や関係機関なども、その時々の作業音・振動の状況をひと目で把握することができます。こうした「見える化」によって、作業の進捗に応じた柔軟な対応が可能となり、トラブルの予防や近隣住民への説明にも役立っています。

 

解体工事は「壊す」だけじゃない

今回の現場訪問を通じて強く印象に残ったのは、「解体工事=単なる取り壊し」ではないという点です。建物を安全に、丁寧に、そして環境にも配慮しながら解体していくプロセスは、多くの人々の手と心によって支えられていました。特に、築年数のある建物においては、その場に残る「記憶」を大切に扱いながら進める姿勢が随所に見られ、単なる工事現場とは一線を画す空気が漂っていました。また、アスベスト対応や騒音・振動対策といった安全・環境面での配慮も徹底されており、解体工事がいかに多様な観点から成り立っているかを学ぶ貴重な機会となりました。

今後の予定と皆さまへのお願い

現在は内装の解体が進められている段階ですが、今後は大型重機を使用した躯体解体作業が予定されています。躯体解体では、建物の骨組みそのものを取り壊すことになるため、どうしても一定の騒音や振動が発生することが見込まれます。ご近隣の皆さまにはご迷惑をおかけすることもございますが、関係者一同、安全と環境に最大限の配慮をしながら、工期内での円滑な完了を目指して工事を進めてまいります。何卒ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

解体工事のご用命は中央建設へ

中央建設では一般住宅の解体も施工しております。

中央建設の解体工事はコンプライアンスを重視し、安心安全に施工いたします。

ご相談・お見積りはもちろん無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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