施工現場

【現場紹介】亀島 41号線配水管布設工事

 

現在、倉敷市水島地区において、地域産業を支える重要なインフラ整備の一環として、工業用水配水管の布設工事を実施しております。

本工事は、施工箇所には2ヶ所の立坑(たてこう)を設けており、それぞれ地中深くまで掘削を行っています。この2つの立坑間には池が存在しており、地上からの開削が困難なため、非開削工法である「推進工事」によって管を布設する方法を採用しています。

推進工事とは、地表を掘り返すことなく、地中を掘進機で掘り進めながら管を押し込んでいく施工方法で、地上への影響を最小限に抑えながら、安全かつ効率的に配管が行えるのが特徴です。今回の工事では、この推進工法により直径1100mmのヒューム管を池の下に通す形で布設しています。

さらに、布設したヒューム管の内部には、直径1000mmの水道用鋼管を挿入しています。この鋼管が、実際の工業用配水管として機能する構造となっており、二重構造にすることで耐久性や保守性の向上も図られています。

今回の施工では、限られた作業スペースと周辺環境への配慮が求められる中で、施工精度と安全性の両立を図るべく、慎重かつ着実に作業を進めております。

本工事は、水島地区の安定した工業用水供給を支えるための重要なプロジェクトであり、地域経済の維持・発展にも貢献するものと考えております。

今後も引き続き、安全を最優先に工事を進めるとともに、周辺環境への配慮と近隣住民の皆さまへの影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。

工事期間中はご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

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