施工現場

【現場紹介】旧アルファビゼン第1期改修工事(部分解体)②

中央建設が解体工事を行っている旧アルファビゼン第1期改修工事(部分解体)の

現場の様子や解体の工法について数回に分けてご紹介します。

この工事は、備前市で約20年にわたり閉館していた旧大型商業施設アルファビゼンが、

新たな複合施設として生まれ変わるために7階建てから4階建てに減築(部分解体)する工事です。

【ワイヤーソーイング工法】

ワイヤーソーイング工法とは、ダイヤモンド製のビーズやチップがついたワイヤーを一定の間隔に固着したものを対象物に巻きつけて高速で回転させる事により、コンクリート等を切断する工法です。この工法は、主に大型の鉄筋コンクリートの建物や橋梁、水面下での切断、複雑な形状の物の切断に使用されます。地下構造物や護岸構造物など、作業が難しい場所では柔軟な切断ができるワイヤーソーイング工法を用いる場合が多いです。ワイヤーを対象物に通すことができれば、大きい断面の切断や複雑な形状の対象物、狭い場所、高所など多くの物を切断できます。他の工法に比べ騒音や振動も少ないため、これら規制に厳しい病院や学校の改修・解体にも利用されています。

中央建設では、騒音・粉塵・振動など環境に配慮した施工を行っています。

~ワイヤーソーイング工法の特徴~

〇柔軟性に優れ、対象物に巻き付けて切断するので、縦・横・斜めなど自在に切断が可能

〇深さに左右されることがなく分厚い対象物の切断が可能

〇大型のコンクリート構造物や曲面状の物まで柔軟に対応できるため切断対象物の形状制限がない

〇切断後は凹凸が少なく、安全に効率良く撤去が可能

〇切削汚水対策が必要な場合は切削汚水を減量できる乾式切断・泡切断などの工法がある

〇遠方操作のコントロールボックスから操作が可能なため安全に作業が可能

~ワイヤーソーイング工法の用途

あらゆる種類の切断に柔軟に対応でき、ほぼすべての形態の開口部の切断が可能

重量のある鉄筋コンクリートから分厚い石材まで切断が可能

柱、煙突、橋などの切断

住宅密集地や学校付近など騒音に敏感な場所での切断

次回もお楽しみに・・・

 

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